松竹株式会社 様

FAXによる全国劇場の商品管理業務をiFUSIONクラウドで効率化

松竹株式会社(創業1895年)は平成27年11月22日に創業120周年を迎えます。 歌舞伎・演劇をはじめとする日本の伝統的文化の継承・発展に深く係わり、その一方で常に新しいことに挑戦し続け、数多くの名作映画を世に送り出しているエンターテイメント企業です。

左から事業部 業務課 春口様、松村様
加藤様、柳田様、岩田様

導入の経緯

── iFUSIONクラウドを導入したきっかけを教えてください ──

事業部では、映画のプログラムとキャラクター商品を扱っています。全国の劇場に商品を委託販売しており、販売情報を毎週、週報として確認しています。 確認のツールとしてFAXを使用していましたが、FAXが週明け1,000枚~2,000枚届いている現状で、それをスタッフがデータ化するのに丸2日かかっていました。 これは「非効率」で改善しなければいけないと思い、WEBを検索し、たまたまiFUSIONクラウドを見つけて問合せしたのがきっかけです。

── 実際のFAXの週報業務はいかがでしたか ──

FAXの週報業務を振り返って、「今週はいったいいつ終わるのだろうか・・・」と思うくらいの作業量でした。 作業内容としましては、販売情報が記載されたFAXを上映作品ごとにプログラムとキャラクター商品の仕分けを行い、Excelに転記し、全劇場の数値を集計するというものです。 しかし、全国300~350の劇場から毎週10作品、おおよそ1作品に30商品にもなるFAXを仕分け、転記、集計するという作業を「目視」「手作業」で実施していたこともあり、 間違いが多く、本当に苦労していました。

選択の理由

── iFUSIONクラウドを選択して頂いた理由はなんでしょうか ──

最初にiFUSIONクラウドのシステムを見たときに「導入できたら楽になるだろうな」という思いはありました。 他の本格的なシステムを構築することと比較し「月額で利用できるiFUSIONクラウド」のコストメリットは大きいと考えました。 もともとFAX利用料だけでも月額10万円前後のコストは発生していましたので、「同価格帯で効率化」が図れるというメリットもありました。 また、「既に使用しているExcelで作成したFAXのフォーマット」がそのまま使用できることも大きな魅力の一つでした。

システム室側から見た今回の選定ポイントは、「複数会社間の利用でもセキュリティを担保したWEBシステム」であった点にありました。 また、基幹システムでの改修を極力抑えられる利点と更新/改修費などのランニング費用を抑えられることも挙げられます。 週報業務ということもあり、あまり費用をかけられませんが、少ないコストで効率化が図れるというFAXに代わる良いシステムを選択させて頂いたと思っています。

導入の効果

── iFUSIONクラウドを利用してみて、いままでのFAXの週報業務と比べていかがでしょうか ──

まだ導入の途中ですが、大手シネコンで運用を開始しています。プログラム、キャラクター商品の週報業務は今まで丸2日の作業が1日で終わるようになっています。 特に商品数が多い作品となると、毎週の全劇場の集計はFAXでは対応しきれないほどの作業ボリュームでしたが、 iFUSIONクラウド導入後は全劇場集計ができています。「なにより手作業がなくなったので、転記ミスも無いし、手が疲れない!!」
今後、全国の劇場に導入しますので、より高い効果が得られるのではと期待しています。

── 導入時に苦労した点は何でしょう ──

データの収集先が他社の劇場を含みますので、導入時の課題や問題が発生した際の調整や、システム要件の確認など会社間の対応に追われてしまった期間がありました。 特にExcelのバージョン確認やOffice系のサービスパックの適用など、他社のシステムポリシーに注文を出すことが難しく調整に苦労しました。 各劇場の担当者の皆さまにはデータのアップロードの方法などを覚えていただく苦労をおかけしていますが、 iFUSIONクラウドの利用をもっと浸透させていくことがこれからの課題だと思っています。

今後の展開

── 今後の展開をお聞かせください ──

まずは週報業務を最優先に、全国の劇場へ導入していきます。今後は売上月報もiFUSIONクラウドで管理していく予定です。 週報は劇場からのデータ収集を目的としていますが、納品数や売上累計といった本社側の数値を劇場に展開できるようになったことから、 今後は情報を展開する用途をもっと広げ、各劇場とのコミュニケーションの円滑化などにも活用していきたいと考えています。

企業情報

企業名 松竹株式会社
URL http://www.shochiku.co.jp
本社 東京都中央区築地4丁目1番1号 東劇ビル
設立 創業:1895年(明治28年)
設立:1920年(大正9年)
資本金 330億1,865万円(平成27年2月28日現在)
従業員 530名(平成27年2月28日現在)
事業概要 映像事業(実写およびアニメ・特撮映画の製作・宣伝・配給 など)
演劇事業(歌舞伎の企画・製作・興行、一般演劇の企画・製作・興行 など)
不動産事業
その他事業(劇場用プログラムの編集・製作・販売 など)
※2015年10月現在

今回導入いただいたサービス

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